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執筆者の写真月吉野 若林醸造

つきよしの生原酒リリース情報

 10月もあっという間に過ぎ、11月になりました。


 現在蔵では醪が3本ありますが、例年より2〜3℃気温が高く、冷却器で醪を冷やしながら発酵を進めています。

(そもそも、冷房設備のない昔ながらの蔵で10月から酒造りをすることが無謀なのですが)


初搾り予定の「つきよしの 桜」の発酵は順調で、そろそろ上槽になりそうです。


今年は例年と造り方を変えました。


★酵母はK901をずっと使っていましたが、初搾りに限りM310に変更。


★特別純米として造っていましたが、初搾りに限り純米吟醸造りに変更。それに伴い、麹菌や品温経過も変更。


大きくはこの2点です。


香りは甘く華やかに、

味わいは甘く酸味の際立つ味に、

なればいいなぁと仕込んでいます。


今年は酒米の溶けが悪く、例年よりさらにすっきりした味わいになりそう…


酒屋さんからは例年以上の予約を頂いており、令和5年度の新酒は幸先がとても良いです!

その分プレッシャーも大きいです。



 若林醸造では、11月から新酒の発売が始まり、3月まで毎月生原酒の発売があります。







この順番で発売があり、生原酒の発売に続いて火入れや季節商品のご案内となっていきます。


Newと書かれたものは今年初チャレンジの商品で、本数限定の物はオンラインでも少し販売します。

是非チェックしてみてください。




 話は変わって、先日、ニュージーランドよりお客様をお迎えした時のこと。


酒の会に参加したことのある方ならお分かりですが、当社には築120年超の母屋があります。


そこのお座敷へとご案内したところ、とても喜ばれ、質問攻めに合いました。


「あ!七福神がいるわ!名前は何でしたっけ?」


「日本のお座敷って、どうして美術品が下向きに飾られているの?」


「縁の下って何のためにあるの?」


などなど。




七福神、


言えますか?(汗)



私は説明できず、また悔しい思いをしました。


七福神とは、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、恵比寿天(えびすてん)、寿老人(じゅろうじん)、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、布袋尊(ほていそん)の七つの神様の総称です。

大黒様と、布袋様ですかね…


毎度本当に勉強になります。


せめて家の中にある物は説明できなきゃな、と反省しました。



PS:近頃、ブログの更新が滞っています。

書くのは全く苦ではないのですが、時間が足りずなかなか書けません。

仕事をしながら子供を育てるっていうのは、本当に大変な事だと実感しています。





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